詰まりが取れない場合はどうすれば?

専門業者に依頼して、配管内部や地中の詰まりを除去してもらいましょう。

以下のような状況はプロの対応が必要です:

  • 配管の奥で泥が固まっている

  • 高圧洗浄が必要なほどの詰まり

  • 木の根が配管内に入り込んでいる

  • 排水マスが破損・沈下していて水が流れない

  • 何度も同じ場所が詰まる(構造的な問題)

 

費用目安(業者):

内容 価格の目安
排水溝の清掃(手作業) 10,000円~
排水マスの高圧洗浄 30,000円~
配管修理・交換 100,000円~(内容により大きく変動)

※ 必ず見積もりを事前に確認しましょう。

屋外排水溝の詰まりを予防するには?

定期的な清掃+物理的なカバーでの対策が効果的です。

? 予防策チェックリスト:

  • □ 月1回のグレーチング掃除・排水マスチェック

  • □ 落ち葉が多い時期(秋)は週1回の清掃

  • □ グレーチングの上に落ち葉防止ネットを敷く

  • □ 泥や砂が流れやすい場所は水流を弱める工夫(庭や砂利敷きに)

  • □ ペットや子どもが排水口にゴミを入れないよう注意

 

ちょっとした意識で、高額な修理工事を未然に防ぐことができます。

排水トラップの掃除は自分でもできますか?

はい、多くのご家庭でDIYで対応可能です。道具と手順をしっかり押さえれば難しくありません。

【必要な道具】

  • モンキーレンチまたはプライヤー

  • ゴム手袋

  • バケツ

  • 雑巾

  • 歯ブラシやワイヤーブラシ

【手順】

  1. 洗面台の下を開けて排水管(S字またはP字)を確認します。

  2. トラップ部分を回して取り外し、バケツで水を受けます。

  3. 内部に溜まった髪の毛やぬめりを歯ブラシでこすって清掃します。

  4. 元通りにしっかり締めて、水漏れがないか確認。

この作業だけで詰まりが改善するケースは多く、業者に頼む前にぜひ試したい方法です。
ただし、配管の奥で詰まっている場合や構造が複雑な場合は無理せず業者に依頼しましょう。

業者に頼むべきか、自分で直せるかの判断基準は?

詰まりの「程度」と「範囲」が判断のカギになります。

【自分で直せるケース】

  • 排水の流れが「遅くなってきた」と感じる程度

  • 排水口やトラップの掃除で改善が見込める場合

  • ニオイがする、ぬめりが気になるなどの軽度な症状

 

【業者に依頼したほうがよいケース】

  • 排水が完全に止まり、水があふれそう

  • ラバーカップやトラップ掃除でも改善しない

  • 配管の奥で異物が詰まっている疑いがある

  • 洗面所以外の排水(風呂やキッチン)も同時に詰まっている

 

業者の料金相場は10,000円?30,000円ほどで、詰まりの除去や配管洗浄などを行ってくれます。
まずは見積もりを取って判断するのもおすすめです。

洗面所つまりの修理業者の選定方法は?

つまりに対応できる修理業者の選び方や、信頼できる業者の特徴を以下にまとめます。
悪徳業者を避け、適正価格で確実に直してもらうために、事前の確認がとても重要です。

 

■料金が明確
ホームページに基本料金・作業内容が具体的に記載されているか(「○○円?」だけの表記は要注意)
■出張費・追加費用の有無を確認
出張費・時間外料金・部品代などが明記されているか/見積もり前に聞くこと
■口コミ・評判が良い
Googleマップ・エキテン・くらしのマーケットなどのレビューが良好か
■水道局指定工事店かどうか
各自治体に登録された「指定給水装置工事事業者」は信頼度が高い(Webで検索可能)
■見積もり後に作業を始めるか
「いきなり作業する」「説明なしで追加料金を請求」する業者はNG
■支払い方法が複数あるか
現金以外に、クレジットカード・電子マネーなど対応している業者は柔軟で信頼されやすい
■アフター対応や保証があるか
「再発時は無料対応」など保証制度があるかも要チェック

ベランダが大雨で水浸しになったのは詰まりが原因ですか?

はい、最も多い原因は「排水口の詰まり」によるものです。
ベランダには「排水口(ドレン)」と呼ばれる排水設備が設けられています。ここに落ち葉・砂・土・ゴミ・洗濯物の糸くずなどが溜まると、排水の流れが悪くなり、大雨の際に水があふれることがあります。
特に梅雨や台風前後に多く発生します。排水口に泥が詰まると排水できず、建物の壁や室内に水が侵入するリスクもありますので、早めの対応が必要です。

ベランダの排水口が詰まる原因は何ですか?

以下のような自然・生活ごみが原因で詰まることがほとんどです。

  • 落ち葉や枯れ草:秋冬に風で舞い込んで排水口をふさぎます。

  • 土ぼこり・砂:強風や雨と一緒に運ばれて堆積し、ヘドロ状になることも。

  • 洗濯物の糸くず:ベランダに洗濯機がある場合、排水と一緒に流れて詰まります。

  • ペットの毛や抜け毛:ベランダでペットを洗うと毛がそのまま流れてしまう。

  • 植木鉢の土:ガーデニングをしていると、水やりで流れ出た土が原因になります。

特にこれらが混ざり合って「ヘドロ化」すると、簡単には流れず詰まりやすくなります。

ベランダの詰まりを放置するとどうなりますか?

排水不良によって「浸水」「カビ」「建物劣化」など深刻な被害につながることがあります。

  • ベランダが水たまりになり、足元が滑りやすくなる

  • 大雨時に室内へ水が逆流する(サッシの隙間から)

  • 外壁の隙間や防水層から水が浸透し、雨漏りやシミの原因になる

  • コンクリート内部が劣化して建物の耐久性が落ちる

  • マンションの場合は階下への漏水トラブルにも発展

 

詰まり=「少し水が流れにくい」程度に感じても、思った以上にリスクが大きいため、軽視は禁物です。

自分でできるベランダ詰まりの解消法はありますか?

軽度な詰まりであれば、DIYで対応できます。以下の手順で試してみてください。

対処法(自分でできる範囲)

  1. ■排水口のフタ・ネットを外す(ある場合)

  2. ■手やトングでゴミ・葉・泥を取り除く

  3. ■柄の長いブラシやワイヤーで排水管内を掃除する

  4. ■バケツで水を流し、正常に排水されるか確認

  5. ■水が溜まるようなら、ホースで水圧をかけて押し流す

 

ポイント:ゴミが「奥に入り込んでいる」「固形化している」場合、ワイヤー式の排水クリーナーを使うと効果的です。

キッチンの流し台が詰まった

キッチン流し台の詰まり|よくある原因

主な原因 説明
油脂の固まり 調理中の油やラードが冷えて固まり、排水管の内壁に付着
食べカス・野菜くず 排水口の網を通り抜けた細かいカスが徐々に溜まる
洗剤・石けんカス 洗剤が油と混ざって粘着質になり、詰まりを促進
排水トラップ内のぬめり S字・P字トラップ内に汚れが溜まりやすい
排水ホースの劣化や汚れ ジャバラホースにスラッジや油がこびりつく

キッチン流し台 詰まりの対処法

以下、軽度 → 重度の順に対処方法をご案内します。


? 【STEP1】 お湯と中性洗剤で流す(軽度な詰まり)

  • 40~50℃程度のお湯に食器用中性洗剤を混ぜて流す

  • 油脂の溶解を促進

  • ※熱湯(100℃)はNG。排水ホースが変形する恐れあり


? 【STEP2】 ラバーカップ(スッポン)を使用

  • 排水口にカップを密着させて、ゆっくり押し → 勢いよく引く

  • 数回繰り返すことで、浅い詰まりを除去できる


? 【STEP3】 排水トラップを分解して掃除

  • シンク下のS字トラップやジャバラホースを取り外す

  • 中の水・カスをバケツで受けて、歯ブラシや棒で掃除

  • ゴムパッキンの位置・向きに注意しながら再度組み立て


? 【STEP4】 ワイヤーブラシ(トーラー)を使用

  • 長いワイヤーを排水口から挿入し、詰まりを突き崩す

  • 奥のほうで固まっている食材カスや油を崩せる

  • ホームセンターなどで数千円程度で購入可


? 【STEP5】 高圧洗浄機 or 業者へ依頼(重度な詰まり)

  • 屋外の排水マスが原因の場合は、家庭での対処は困難

  • 高圧洗浄や配管交換が必要になることも

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