詰まりの原因としてよくあるものは何ですか?
以下のような自然物や生活ごみが混在して詰まりを引き起こします。
主な原因 | 説明 |
---|---|
落ち葉・枯れ枝 | 秋冬に風で飛んできた葉が排水口をふさぐ |
砂・土・泥 | 雨水に混ざって排水マスや溝に堆積 |
雑草の根 | 側溝の隙間から侵入して根を張る |
ゴミ(ペットボトルのフタなど) | 子どもやペットの落とし物などが詰まる |
ペットの毛 | 洗った際に流れて詰まりやすい |
洗車・掃除による油や洗剤 | ベタついた汚れが排水パイプに蓄積 |
特に、泥と落ち葉が混ざって固まった状態になると、簡単には水が通らなくなります。
詰まりを放置するとどうなりますか?
想像以上に深刻なトラブルにつながる可能性があります。
雨水があふれて玄関・庭・駐車場が冠水する
水が流れないことでコケ・虫(ボウフラ)の発生
排水マスの中で水が腐敗して悪臭が発生
水の流れが滞ることで建物の基礎が湿気にさらされ劣化
アパート・マンションでは住人トラブルや賠償責任につながることも
「水が流れにくいな」と感じたら、すでに何らかの詰まりが起きている可能性があると考えましょう。
詰まりが取れない場合はどうすれば?
専門業者に依頼して、配管内部や地中の詰まりを除去してもらいましょう。
以下のような状況はプロの対応が必要です:
配管の奥で泥が固まっている
高圧洗浄が必要なほどの詰まり
木の根が配管内に入り込んでいる
排水マスが破損・沈下していて水が流れない
何度も同じ場所が詰まる(構造的な問題)
費用目安(業者):
内容 | 価格の目安 |
---|---|
排水溝の清掃(手作業) | 10,000円~ |
排水マスの高圧洗浄 | 30,000円~ |
配管修理・交換 | 100,000円~(内容により大きく変動) |
※ 必ず見積もりを事前に確認しましょう。
屋外排水溝の詰まりを予防するには?
定期的な清掃+物理的なカバーでの対策が効果的です。
? 予防策チェックリスト:
□ 月1回のグレーチング掃除・排水マスチェック
□ 落ち葉が多い時期(秋)は週1回の清掃
□ グレーチングの上に落ち葉防止ネットを敷く
□ 泥や砂が流れやすい場所は水流を弱める工夫(庭や砂利敷きに)
□ ペットや子どもが排水口にゴミを入れないよう注意
ちょっとした意識で、高額な修理工事を未然に防ぐことができます。
排水トラップの掃除は自分でもできますか?
はい、多くのご家庭でDIYで対応可能です。道具と手順をしっかり押さえれば難しくありません。
【必要な道具】
モンキーレンチまたはプライヤー
ゴム手袋
バケツ
雑巾
歯ブラシやワイヤーブラシ
【手順】
洗面台の下を開けて排水管(S字またはP字)を確認します。
トラップ部分を回して取り外し、バケツで水を受けます。
内部に溜まった髪の毛やぬめりを歯ブラシでこすって清掃します。
元通りにしっかり締めて、水漏れがないか確認。
この作業だけで詰まりが改善するケースは多く、業者に頼む前にぜひ試したい方法です。
ただし、配管の奥で詰まっている場合や構造が複雑な場合は無理せず業者に依頼しましょう。
業者に頼むべきか、自分で直せるかの判断基準は?
詰まりの「程度」と「範囲」が判断のカギになります。
【自分で直せるケース】
排水の流れが「遅くなってきた」と感じる程度
排水口やトラップの掃除で改善が見込める場合
ニオイがする、ぬめりが気になるなどの軽度な症状
【業者に依頼したほうがよいケース】
排水が完全に止まり、水があふれそう
ラバーカップやトラップ掃除でも改善しない
配管の奥で異物が詰まっている疑いがある
洗面所以外の排水(風呂やキッチン)も同時に詰まっている
業者の料金相場は10,000円?30,000円ほどで、詰まりの除去や配管洗浄などを行ってくれます。
まずは見積もりを取って判断するのもおすすめです。
洗面所つまりの修理業者の選定方法は?
つまりに対応できる修理業者の選び方や、信頼できる業者の特徴を以下にまとめます。
悪徳業者を避け、適正価格で確実に直してもらうために、事前の確認がとても重要です。
■料金が明確
ホームページに基本料金・作業内容が具体的に記載されているか(「○○円?」だけの表記は要注意)
■出張費・追加費用の有無を確認
出張費・時間外料金・部品代などが明記されているか/見積もり前に聞くこと
■口コミ・評判が良い
Googleマップ・エキテン・くらしのマーケットなどのレビューが良好か
■水道局指定工事店かどうか
各自治体に登録された「指定給水装置工事事業者」は信頼度が高い(Webで検索可能)
■見積もり後に作業を始めるか
「いきなり作業する」「説明なしで追加料金を請求」する業者はNG
■支払い方法が複数あるか
現金以外に、クレジットカード・電子マネーなど対応している業者は柔軟で信頼されやすい
■アフター対応や保証があるか
「再発時は無料対応」など保証制度があるかも要チェック
ベランダが大雨で水浸しになったのは詰まりが原因ですか?
はい、最も多い原因は「排水口の詰まり」によるものです。
ベランダには「排水口(ドレン)」と呼ばれる排水設備が設けられています。ここに落ち葉・砂・土・ゴミ・洗濯物の糸くずなどが溜まると、排水の流れが悪くなり、大雨の際に水があふれることがあります。
特に梅雨や台風前後に多く発生します。排水口に泥が詰まると排水できず、建物の壁や室内に水が侵入するリスクもありますので、早めの対応が必要です。
ベランダの排水口が詰まる原因は何ですか?
以下のような自然・生活ごみが原因で詰まることがほとんどです。
落ち葉や枯れ草:秋冬に風で舞い込んで排水口をふさぎます。
土ぼこり・砂:強風や雨と一緒に運ばれて堆積し、ヘドロ状になることも。
洗濯物の糸くず:ベランダに洗濯機がある場合、排水と一緒に流れて詰まります。
ペットの毛や抜け毛:ベランダでペットを洗うと毛がそのまま流れてしまう。
植木鉢の土:ガーデニングをしていると、水やりで流れ出た土が原因になります。
特にこれらが混ざり合って「ヘドロ化」すると、簡単には流れず詰まりやすくなります。
キッチンの水道の蛇口がつまることはありますか?
はい、キッチンの蛇口(水道)そのものが詰まることはあります。
排水管とは違い、蛇口の詰まりは「水が出にくい」「チョロチョロしか出ない」といった症状で現れます。以下に原因と対処法をまとめます。
原因 | 詳細・症状 | 対処法 |
---|---|---|
蛇口のフィルター(整流キャップ)の目詰まり | 水の出が弱くなる/方向がずれる | フィルターを外して清掃(歯ブラシや水洗い) |
水道管内のサビ・砂・異物混入 | 内部にゴミがたまり水が細くなる | フィルター清掃+必要に応じて水道管洗浄 |
給湯器側のフィルター詰まり | お湯だけ出が悪い・出ない | 給湯器のストレーナー(網)を清掃 |
混合水栓のカートリッジ劣化 | 水量調整できない・ハンドルが重い | 水栓内部のカートリッジを交換 |
止水栓の閉めすぎ | 交換後や工事後に水が弱い | シンク下の止水栓を全開にする |
水圧の異常や水道管トラブル | 家全体で水が出にくい | 管理会社や水道局に相談 |
蛇口内部のバルブ・カートリッジが劣化
フィルター掃除しても直らない
お湯側だけ明らかに水量が違う(給湯器側)
? 水栓の型番を確認して部品交換 or 業者に依頼